2016年10月31日月曜日

持たざる生活-カーシェアリング





モントリオールでは車を持つのをやめました。
日本でも既に随分広まっているカーシェアリングが便利そうだったので。
もっと遠出が増えれば買うかもしれませんが...

Car2Goというサービスで、初期登録費$5、
利用料金は1分当たり$0.41、1時間$10、1日は$60です。(税別)
ちょっとした距離を2人で乗るならバスより安い。

住宅エリヤは道のあちこちに停まってるし、路駐禁止な商業エリアでは
所々有料駐車場の一部を間借りして車が用意されてます。
予約や利用開始はもちろんすべてアプリで。

Smartって結構荷物入るんですね。
機内持ち込み用スーツケース2つ分くらいは行けます。
長尺のIKEAの家具なんかは難しいけど、Costcoの食品なら十分。

外国人ドライバーは安全運転の運転記録証明が必要になります。
各自治体の運転免許センターでは英語版を発行してくれます。

NYにもCar2Goがあった!と喜んだら、Queens/Long Island Cityだけだった...
やっぱり基準は各町の路上駐車が出来るエリアなんですね。

2016年10月30日日曜日

そんな風に運ぶとは!








空の広い街、というタイトルでも書いたのですが、
モントリオールの一般的な家は3階建てで階段しかありません。
螺旋だったり、結構な急階段が多くて、引っ越しはどうするんだろう?
と思ってたのですが。

えぇ、そのまんま、人が手で運び上げるわけですね。
IKEAやSEARSで家具やら家電を注文して配送依頼したのですが、
配送のお兄さんたちは慣れた様子でいとも軽々と。

IKEAのベッドマットレスって、そんな風にぐるぐる巻き真空パックで!
あんなでかい箱が階段をターンしてくる!
みたいな変な興奮をしつつ、無事搬入はされたのでした。
上から見てると担いでいる人が隠れるほどの箱なので、
箱だけが上ってくるかの様な不思議な光景。

さすがに直径180cmのダイニングテーブルは重さと手掛かりのなさに苦労してましたが。
(階段を上る前に箱を開けてしまって大失敗だった様子)

モントリオールではIKEAは配送に$100かかりますが、
まとめて配送してくれるし、大きなものは自分で持って帰らない方がいいです...

2016年10月29日土曜日

カナダ巡回映画祭




昨夜は日本映画祭へ。日本総領事館などが共催するイベントで、
33回目になるそうです。参加無料。

上映前にはミニレセプションがあり、
豚の味噌焼きや煮物のおつまみと日本酒が振る舞われました。
"この日本酒はどこかで買えるんですか?"と聞くと、
やっぱりイベントのためだけのPrivate Importだと...残念。
モントリオールでは州政府専売のSAQでしかお酒は買えないのです。

上映作品は「武士の献立」。
“殺陣なし”時代劇と言われるほのぼの作品ですね。
小さめのシアターでしたが、本当に一席も空きがないほどの大盛況。
映画も可愛らしい内容なのですが、客席側の笑うツボがかなりシンプルなところで、
あぁ、穏やかな国民性なんだなぁとほっこりしました。

モントリオールに来て1月、初めてのソーシャルアクティビティというか。
早速知り合いも出来たりして、モントリオールでの活動スタートな感じです。

2016年10月23日日曜日

空のひろ~い街









モントリオールの街を歩いていてすぐに気づくのは、空が広いという事です。
それは、高い建物がないからなんですね。

典型的な街並みはどこも3階建てが通り沿いにずっと続く姿です。
表通りは写真の様な階段の入り口。各階が別々に貸し出されています。
玄関のある表通りに対して、建物の裏口側には裏通りがあって、
裏口側には車庫があったり、庭やテラスがあったりします。
どのアパートも玄関前の植え込みやベランダを緑や花で綺麗にしていて。
そして街路樹はどれもその3階建てを超える豊かさで、目を楽しませてくれます。
ちょっとした近所の散歩が、本当に心を晴々とさせてくれるんです。

もちろんダウンタウンには高層ビルもあるのですが、
ロワヤル山(233m)を超える建物をたててはいけないという決まりがあり、
特に山周辺の地域は高さも建蔽率も厳しく規制されている様です。

おかげで視界の広いこと!
空が広く見えると、なぜだか大地の上にしっかり生きている気がするんですよね。
空気も胸いっぱい吸える気がします。

2016年10月15日土曜日

味わいと香りと口の中で飛び跳ねまくってもう...




ふつーに近くのスーパーで買ってきた食材たちなのですけど。
鳥の骨つきもも肉を野菜と生姜、塩コショウで煮ただけ。
それとアンディーブをベーコンとチーズとクリーム少し入れてただオーブン焼きにしたとか。
味わいと香りと口の中で飛び跳ねまくってもう口の中幸せだし、美味しさで脳みそはじけそう。

違いはやっぱり素材の持ってる味なんですね。
鳥もベーコンもチーズもしっかり旨味があります。
そして野菜たちはそれぞれの野菜くささとも言える香りと、やっぱり独特の味がする。

日本で食べていた野菜は優しかったけど、こういうニンジンらしい匂いとか、
ズッキーニらしい匂いといったものは感じませんでした。
むしろそういう匂いを減らす努力をしているみたいですよね。

朝飲む珈琲まで、入れる牛乳が美味しいので
すごい味わいになっちゃうんです。
えぇ、牛乳が日本人には悪いとか言って飲まなかったの、あっさり撤回します。
なんてったってカナダは酪農王国ですから。
ここで牛乳や乳製品楽しまなかったら意味ないでしょう!


2016年10月12日水曜日

この繋がるまでの心細さったらどうしたものでしょう!ネット事情など





この繋がるまでの心細さったらどうしたものでしょう!
ネットはもはや家電三種の神器と同格ですね...
携帯テザリングの2週間の心もとなさよ...

モントリオールでもBellなどの大手通信会社は解約時の悪名高く、
(例えば昔ながらの電話会社は解約時に電話で延々と引き留めの営業がかかり、
 電話口に半日はかじりついてないと解約出来ない、とか)
義理の弟に聞いた割と新しいEBOXという業者を使うことにしました。
15Mbps、200GBが月額$38.95、日本円で3000円くらいです。
(Viva 1CAD=78円!)

モデムは申込後数日で届いたけど、サービスマン呼んだら
やっぱりそれは早くて翌週、みたいな日本にもありがちな流れで。
かつ全6か所にあるアンテナ口どこでもOKかと喜んでいたら
やっぱり一か所以外は信号が弱く、設置場所はあまり望んでなかったキッチンそばに。
この辺は物理的な問題だからどこの国でもおんなじですかね....
即席で棚作って多少目隠し。

wifiつなげてホームネットワーク展開。
おぉ、プリンターが、AppleTVが、次々繋がってゆく...

もう、今回は大型テレビ買うのをやめました。白壁が十分広いので。
NYで使ってた小型プロジェクタをAppleTVとSONYの小型スピーカに繋げて、
もう十分なホームシアターが出来てしまうから。

さて、もう一方の電話、携帯系の話ですが、
これまた大手を使うのはやめて、格安データSIM+バーチャル電話番号。
格安データSIMはFido、2GBまでのデータのみプランが月額$15、追加1GB毎$10。
バーチャル番号(Skypeみたいに番号をくれるサービス)はVirtuFon
月額$5.75でなんと専用アプリを使うとなぜか固定電話への通話も無料。
転送や留守電の設定なども無料で、オンラインで色々出来ちゃう素敵サービスです。
格安データSIMと組み合わせれば、トータルで安く上がるってわけです。
VirtuFonは日本の番号(03などの固定番号です!)も取れるのにびっくり。

さぁ、明日はいよいよ家電が届きます。
冷蔵庫もオーブンも無くて料理出来ない2週間ともおさらば。
サロンの部屋ももうすぐ出来上がります。
これまたお楽しみに。

2016年10月4日火曜日

さぁさぁ、それじゃもうスイカの時間にしましょ




「さぁさぁ、それじゃもうスイカの時間にしましょ。
 これが契約の決まった時のギリシャ風おもてなしなのよ。」
  とそのアパートのオーナー女性はスイカを出してきた。

「本当はフェタチーズも一緒に出すんだけど、お好きかどうかわからないので」
  とも言うので、大好きです!というとこれまたお皿に山盛りに。

不思議なことにNYでもモントリオールでも賃貸ではギリシャ人オーナーに
助けられた。

アメリカでもカナダでも、普通部屋を借りるときはクレジットヒストリーといって、
クレジットカードの支払明細を一定年数分出せと言われる。
無いと借りられないか、数か月分の前払い家賃が要求される。
(モントリオールでは前払いは許されず保証人が要求される)
日本のカード履歴ではだめで、その国に来た途端では普通出しようがない。

ところがNYでは「日本人は信頼してる」というオーナーが
「パスポートさえ見せてくれればいいよ」と部屋を貸してくれたし、
  今回のオーナーも、会って少し話しただけなのに、

「あなたたちは信頼出来る。こんな方に来て頂けて嬉しいわ!」
  と契約即決。どちらも1月分のデポジット(敷金)だけで前払いなし。

いよいよ入居しました~と最初の家賃支払いに行くと、
「お花を用意しといたわ。それと、ニンニクは入居の際の魔除けなのよ」
  と野菜と一緒にプレゼントされちゃうという...

こんな人情劇日本でももうなかなか見ません...
この全身で信頼してくれる感じがありがたい。
素晴らしいギリシャ人気質。大切に住みます。

NYのクイーンズにもギリシャ人コミュニティがあったし、
モントリオールにもあちこちにギリシャ料理店を見かける。
少し調べてみると、米国に100万人以上、カナダには25万人以上が暮らしていて
第2次大戦後の内戦、軍事政権、そして経済不況で多くの人が国を出た歴史がある様子。
そして各地で成功を収め、不動産を所有したりしていると。

その彼らの努力の恩恵でモントリオールに居を構えることが出来たのがまた嬉しくて。

そしてもうひとつ、日本人がギリシャ文化の恩恵に浴する事があるんだけど、
それはまた別の記事でのお楽しみとしましょう。

2016年10月3日月曜日

始まりの始まり



2人が結婚したらどうなるんだろう?
戸籍とかカナダではどうなってんの?国籍はどうなっちゃうの?
NYのバーでそんな会話をなんとなく始めたのがたった半年前の3月でした。

会話はあっという間に2人の仕事や資格、家族や様々な人との繋がりに及び、
あれこれ考えてみると...

2人共色々メリットありそうだから、住んでみようか、モントリオールに、と。

ビールをワンパイント飲んでる間に人生の方向が決まってしまいました。

そして8月の夏休みを兼ねた滞在で住まいが秒速で決まり、
それならとっとと生活を始めよう、と9月末に居住をスタートさせたのでした。

施術師としてこの国でどう働けるのか?
それ以前にそもそもフランス語ゼロからスタートでやっていけるのか?
課題山盛りなはずですが、なぜか、楽しい。

豊かな木々、きれいな街並みの様子。
広く見渡せる空が、気持ちを晴れ晴れとさせてくれる。

所変わっての様々な気づきや視点を
少しずつ書いていければと思います。
お楽しみに。