2018年1月24日水曜日

東京を笑ってる場合じゃなかった...


北海道の人が教える雪の日の歩き方、
なんて記事がネットに溢れる、雪で混乱する東京に対して、
"ださ〜"なんてちょっと笑ってたんですが...

朝一に家の前の階段で見事に滑りました。
3段分滑って小さな小躍りで止まれず、更に数段...
とっさに手すりに捕まって、なんとか一番下まで落ちていくのは避けられましたが...
防寒具もしっかり着てるので、打ったお尻もまぁ大したことなく。

昨夜は雪の後雨が降ったため、階段全段薄い氷が貼ってたのです。
こういう状況は雪より危険で怖いです。

東京を笑っている場合ではなかった...
悔しさで、親の仇みたいに全段の氷を砕いて取り除きましたとさ。
ちなみに写真は砕いている最中のもので、私の転倒で砕けた訳ではありません。


道端に打ち捨てられたクリスマスツリーや、


あらゆるものが氷をまとった姿は美しいんですけどねぇ...

2018年1月22日月曜日

森の恵みを食すこと

昨夜はちょっと特別な晩餐会でした。
何が特別かといえば、"自分が仕留めた鳥を初めて食べた日"だったからです。
昨秋、家族に誘われて、Lac Saint Jean近くにある保護区まで初めての猟に行きました
その辺の様子はこの記事をご覧頂ければと思いますが、
その時に仕留めた鳥を持ち寄って、皆で食べよう、という新年会だったのです。

こちらがTétras(テトラ)、雷鳥の種類です。

そしてこちらがPerdrix(ペルドリ)、ヤマウズラの種類です。

そしてなんと、メンバーのひとりが高級ホテルのシェフだという...
自宅で、森の恵みを最高級シェフに調理してもらって食べるとは何と贅沢な...

彼はテトラを使って、Pâté en croûte(パテ・アン・クルート)、
肉パテのパイ包み焼きを作ってきました。
外見も美しいのですが、


切り分けられたその中身に驚き。


真ん中の赤い層がテトラの胸肉です。
このPâté en croûteは世界選手権があるそうで、
2017年度は日本人の方が優勝したそうです。
その方は2016年は2位だったのが、今年は1位になったのだとか。
って、記事をよく見たら受賞者のうち3人も日本人じゃないですか!
さすが造り込みの得意な日本人的ジャンル...


そして、このPâté en croûteはあくまで前菜ということで、
こちらがメインディッシュ。赤身がテトラ、白身がペルドリです。
どちらの鳥もターキーに似て身にそう旨味はないのですが、
焼き加減、そしてソース共に口の中でふんわりと。
もう、筆舌に尽くしがたいとはこのことでした。


感動的なのは、ちゃんとデザートまで用意されてたこと。
大好物のレモンパイ。



日本の都市部で育った人間としては、
これほど自然が身近にあって、その恵みを自ら得る経験をして、
それを家族や仲間で楽しく豊かに食べる、というのは、
本来普通のことなのでしょうけど、とても得難く思えて感動的でした。
かなり濃いケベックを体験している気がします。
あぁ、ほんとにお腹パンパン。