2018年9月7日金曜日

モントリオールBulletin7,8月号-四十肩と二の腕裏のたるみ

モントリオールの日系紙、Bulletinの7,8月号に掲載された原稿です。



引っ越しました!
これまではロワヤル山近くでしたが、今度はLa Fontaine 公園そばへ。
リビングから見える公園の緑が素晴らしく、
差し込む朝日と緑の景色に、毎朝晴ればれとしています。
新居でも一部屋をサロンに仕立てて、準備を整えました。
近くその様子もホームページでご紹介しようと思います。

NY、日本、そしてモントリオールと度重なる引っ越しで断捨離が進み、
あまり多くのものが無い我家は、引っ越しを依頼するのも"スタジオサイズ"。
唯一大変なのは、10 人座れる大きなダイニングテーブルなんですが...
こっちの引っ越し屋さんはすごいですね。
二人がかりで手で運んじゃいました。
大きなテーブルがアパートの急階段を上り下りする姿はなかなか見ごたえありました。

そしてマギル大のフランス語。クラスは昨年12月に修了していたのですが、
この5月にその卒業式が行われました。お決まりの角帽とローブを私も着て、
壇上に登り、名前を読み上げられたら学長のところへ。
ポンと肩を叩かれたら、修了を認められた証です。
学生だけでなく先生方もみな独特の衣装を着けていて、
さながらハリポタの世界に踏み込んだかの様な楽しさでした。
一人一人の名前が読み上げられるたび、その家族が叫んだり、
鳴り物を鳴らしたり、会場中が喜びに溢れていました。
生徒達の名前からは、世界各地から集まっていることが判りました。
様々な国からやってきた各生徒と、その家族に、
学位を取るまでの様々なストーリーがあることを想うと胸が熱くなりました。

さて、整体の方はこのところ四十肩の方が多くいらっしゃいました。
腕が上がらない、仰向けで寝るだけでも肩甲骨が痛い、
手が後ろに回せない、等の症状を抱えていらっしゃいました。
なかなか一発で効果テキメン!というわけに行かないのですが、
まずは、肩だから肩関節の問題である、という見方からは、
少し視点を変えた方が良いと思っています。

肩というより、脇の下に固くなっている筋があります。
前側、真ん中、後ろ側の3本あり、
そのどれが固いかは人によって違っています。
後ろ側が固くなっている方が多いので、そのケア方法を示します。
脇の裏側にある固い筋は、一端は肩甲骨の肋骨側に潜り込むので、
ご自身でケアしようがありません。
しかし反対側は、図の緑の線の様に、腕の後ろ側に緊張が降りて行っています。
図の赤い線の様に上腕の後ろ側を骨沿いに爪で刺激して、
骨際を骨と直角にずらします。
もしくはこの部分を肩から肘に向けて繰り返しなで下げましょう。
このポイントは普段気づきませんが、
触れてみて初めて骨際にピリピリした痛みがあることに気づくでしょう。
この部分がたるむのも、この隠れた緊張が原因となっている為、
この部分のケアはたるみを取ることにも繋がります。
腕を緩めると、肩甲骨を締め付けている緊張が減り、
肩甲骨周りの痛みが緩和します。
お風呂や散歩で身体を温め、循環を上げることも早く改善させるのに良いでしょう。

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