2018年3月3日土曜日

モントリオールBulletin2月号-踊ってみる?膝の痛みのケア方法

モントリオールの日系紙、Bulletinの2月号に掲載された原稿です。
ケアの仕方がご参考になれば。



マギル大のフランス語クラス、12月にレベル5が終了し、
DELFのB2相当とされるサーティフケイトを無事修得しました。
インテンシブクラスを5つ立て続けに取ったため、
1年でこなしはしたものの、
一気に詰め込まれた膨大な情報の消化には、まだまだかかりそうです。
それでも、街中で見かけるサイン、聞こえてくる会話の端々が
少しずつ理解出来る様になった事で、
まるで1年前とは違う世界に生きている様に感じられるのが嬉しいです。
最近は英語、フランス語でもblogを書き始めています。

フルタイムの通学がひと段落してほっとしたのもつかの間、
年明けのある日、妻が"これやってみる?男性用もあるよ"と。
差し出されたのは近所のバレエクラスのパンフレット。
近所の、といっても、国からの補助も受け、
近隣の公立校とも提携してプロのダンサーを育てている有名な学校なんです。
妻はその一般向けのクラスに昨年から通っていました。

自分でも不思議な事ですが、じゃぁやってみようかと。
なぜかといえば、NYではバレエで足を痛めた子を多く診ていて、
もう少しバレエそのものの身体の使い方を
実体験したいと常々思っていたからです。
この一年の語学で学んだ、"やれるときになんでもやる"という
マインドも自らを後押しした様な気がします。

始めてみて、その身体の使い方が如何に難しいを漸く理解しました。
娘が習う様子を長年見ていて、
"あぁ自分も出来そう"なんて思っていたのは大間違い!
学生時代は競技ダンスをしていたので、
身体を使うことは得意と思っていたのですが、その使い方が全く違う。
競技ダンスで出来ていたターンも、バレエのターンになると回れない。
そしてもちろん股関節のターンアウトもまだ全然出来ていません。
膝への負担なども分ってきました。

膝が痛い時のケアには前側のケアと、後ろ側のケアがあります。
後ろ側のケアについては、ふくらはぎの中、
特に膝に近いあたりの固さをケアすると良いので、 
昨年5月号10月号をどうぞご参考に。
今回は前側について書きたいと思います。

膝の前側のお皿周りは、その緊張が太ももやお腹、胸元まで繋がっていて、
一番近いところでは膝上の大腿骨の際に大きな筋膜の張り付きがあり、
これが膝を引っ張って痛みを生んでいます。
ですので、図の赤い線の様な大腿骨の両際を、
青い矢印の様に骨と直角にずらしていくことで、
骨際の固さをとってあげましょう。

筋肉にボリュームがありなかなか指で押したりずらしたりが難しい部位でもあります。
手頃な棒やボール、ビール瓶の腹などで、
赤い線に沿ってマッサージするのでも良いと思います。

新しいことは始めてみるもので、
同世代の友人が同じく始めたという知らせが入ってきたり、
知り合いがダンスシューズを譲ってくれたり、
また生活に変化が出てきました。
何と言ってもピアノの生演奏に合わせて踊ることの楽しさといったら!
ここ暫くは毎週月曜日、ビールですぐ重くなりがちなお腹を
一生懸命引っ込めながら通う事になりそうです!

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