2018年7月22日日曜日

これは食ってけ!ケベック料理その1、プーティン

と、そういうタイトルで書こうと思ったものの、
実はケベックの伝統料理、って言われるものはB級グルメ、パワーフード系で、
オサレな感じはいま一つです。
それはそれなりの歴史と理由があるからなのですが、ご紹介していきます。

プーティン(Poutine)
フライドポテトだけじゃなぜダメなのか?
なぜそんなこってりのグレービーソースをかけたのか?
しかもチーズも山盛りに...
ケベックのソウルフードであり、昼ごはんに、宴会後のシメにと活躍する、
日本人だったらラーメンみたいなもの(ケベック人の妻談)です。
ケベック内ではマックなどのあらゆるファストフード店で食べられますが、
フライドポテトの質によって満足感が相当違います。
モントリオールでの人気店はこの辺をご参考に
こんな記事もありました。
基本はフライドポテトにグレービーソースがかけられて、
Fromage en grainsと呼ばれるチーズが散りばめられたものです。


しかし今は!各種肉が乗っていたり、


きのこトッピングがあったり、


サルサソースまでかかってTex Mexなんて名前がついてたり!


そのバリエーションはどの店もすごいことになってます。
20年以上ぶりにモントリオールに戻った妻は、
"こんなのプティンじゃない..."と絶句していました。
ラーメンの進化と同じかも?

ちなみに乗っているFromage en grainsというのはチーズを作るときのタネで、
粒状のチーズという意味、最もフレッシュなチーズの元なんです。
チーズを作るときは牛乳にこのチーズのタネを投げ入れて作ります。
ケベックの乳製品はとにかく新鮮で、
このFromage en grainsは噛むと歯の上でキュコキュコ音がします。
その食感がたまらない。

単品でスーパーなどでも売られています。
これは冷蔵庫に入れてしまうとその食感が無くなるので、常温保存です。
数日のうちに食べるものですので。
Skouik-Skouik(キュコキュコチーズ)とも呼ばれますし、
ケベック人にFromage en crotte(うんこチーズ)って言うと喜ばれるでしょう。
鹿の糞みたいな粒つぶした形だからって事だそうで。


メタボ必至な感じですが、たまに食いたくなるんだなぁ...
その辺もラーメンみたいな感じですよね...

これを食ってけ!ケベック料理その1、プティン
これを食ってけ!ケベック料理その2、パテシノワ
これを食ってけ!ケベック料理その3、トゥルティエール
これを食ってけ!ケベック料理その4、スモークミートサンド、ベーグル
これを食ってけ!ケベック料理その5、食材
これを食ってけ!ケベック料理その6、チーズ
これを食ってけ!ケベック料理その7、修道院のチョコ、燻製ニシン
これを食ってけ!ケベック料理その8、とうもろこし

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