実はケベックの伝統料理、って言われるものはB級グルメ、パワーフード系で、
オサレな感じはいま一つです。
それはそれなりの歴史と理由があるからなのですが、ご紹介していきます。
◎プーティン(Poutine)
フライドポテトだけじゃなぜダメなのか?
なぜそんなこってりのグレービーソースをかけたのか?
しかもチーズも山盛りに...
ケベックのソウルフードであり、昼ごはんに、宴会後のシメにと活躍する、
日本人だったらラーメンみたいなもの(ケベック人の妻談)です。
ケベック内ではマックなどのあらゆるファストフード店で食べられますが、
フライドポテトの質によって満足感が相当違います。
モントリオールでの人気店はこの辺をご参考に。
こんな記事もありました。
基本はフライドポテトにグレービーソースがかけられて、
Fromage en grainsと呼ばれるチーズが散りばめられたものです。

しかし今は!各種肉が乗っていたり、

きのこトッピングがあったり、

サルサソースまでかかってTex Mexなんて名前がついてたり!

そのバリエーションはどの店もすごいことになってます。
20年以上ぶりにモントリオールに戻った妻は、
"こんなのプティンじゃない..."と絶句していました。
ラーメンの進化と同じかも?
ちなみに乗っているFromage en grainsというのはチーズを作るときのタネで、
粒状のチーズという意味、最もフレッシュなチーズの元なんです。
チーズを作るときは牛乳にこのチーズのタネを投げ入れて作ります。
ケベックの乳製品はとにかく新鮮で、
このFromage en grainsは噛むと歯の上でキュコキュコ音がします。
その食感がたまらない。
単品でスーパーなどでも売られています。
これは冷蔵庫に入れてしまうとその食感が無くなるので、常温保存です。
数日のうちに食べるものですので。
Skouik-Skouik(キュコキュコチーズ)とも呼ばれますし、
ケベック人にFromage en crotte(うんこチーズ)って言うと喜ばれるでしょう。
鹿の糞みたいな粒つぶした形だからって事だそうで。

メタボ必至な感じですが、たまに食いたくなるんだなぁ...
その辺もラーメンみたいな感じですよね...
これを食ってけ!ケベック料理その1、プティン
これを食ってけ!ケベック料理その2、パテシノワ
これを食ってけ!ケベック料理その3、トゥルティエール
これを食ってけ!ケベック料理その4、スモークミートサンド、ベーグル
これを食ってけ!ケベック料理その5、食材
これを食ってけ!ケベック料理その6、チーズ
これを食ってけ!ケベック料理その7、修道院のチョコ、燻製ニシン
これを食ってけ!ケベック料理その8、とうもろこし
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