2016年1月26日火曜日

くつの中の指先、どうなってますか?

冷えの対策として、足指を緩める方法を前回の記事でお伝えしました。
改めて確認して欲しいのは、皆さんの足の指先が
普段くつの中でどうなっているか、という事です。

たいして綺麗でも無い足先を晒してすみませんね。
形としてはこの写真のような姿が当たり前になってないでしょうか。
各指は縮こまり、ギュッとなった形から伸びない。
特に小指は押されて横を向き、薬指は中指に潜り込んで隠れてます。
当たり前になってしまっているこの強張りが、足や腰までの緊張を生んでます。
特に薬指のねじれは腓骨際、太ももの外側を通って
お尻の外側から腸骨、骨盤までを強烈に引っ張っているんです。


前回記事の足指や水かきのケアをして緩めてあげて下さい。
足指の一本一本がまっすぐに伸びるようになるし開きます。
さらに足本来の幅がどれほどなのかに気づくでしょう。
このくらい薬指の緊張が取れれば、
太ももの外側や腰など揉む必要もなく同時に緩んでいます。


女性はヒールなどで日中仕方ない場面もあるでしょう。
でも家に帰ったら、薬指を引っ張り出したり、足指を緩めてあげて下さい。
男性も油断は禁物。先の尖った革靴が流行ってからもう何年も経ちます。
多くの方にこの兆候は見られます。
ほとんどのランニングシューズは外脚体重気味に作られていますから、
走るのが好きな方もくつの中の足裏感覚がどうなっているか、
よく感じてみて下さい。


2016年1月19日火曜日

とにかく足先の冷えを何とかしよう! 足指の緩め方

昨日は雪になり、冷え込みが厳しくなってきました。
今回はからだことばとかすっ飛ばしてとにかく足先の冷えを何とかしましょう。

まずおなかが固いと全体に熱の回りが悪くなります。
塊を飲み込まず、しっかり噛んでお腹の張りを減らすのは基本中の基本です。

もう一つは水分が不足するとやはり循環が悪くなるので
充分な水分を取りましょう。

そのうえで冷えている足先の緊張に改めて注目してみます。
足指は大抵縮こまってしまっており、
殆どの方はその緊張を感じる事すら出来なくなっています。
このモデル人形も既に人差し指や中指が曲がっているのが当たり前の表現になっていて、
薬指や小指はつぶれて指の形を成してません(^^;
実際多くの方がヒールなどの先の細い靴に小指を押され、
薬指が中指との間にねじれて隠れているなどまともに伸びてはいないんです。

そんな足指も緊張を緩めるとまっすぐに伸びて、循環が改善します。
まず各指の付け根を赤い線の様に爪でスクラッチしましょう。
強さは爪の強さが骨に少し届く位。
足が固くなっている人ほど僅かな力でもピリピリと痛みがあります。
痛気持ちいい程度に各自調整して下さい。


次に各足指は図の青い線の様な、真後ろでもない、側面でもない、
斜め後ろの部分に強い緊張があるせいで曲がっています。
青い線に沿って、赤い線の様に爪でスクラッチして指の緊張を取っていきます。
図には人差し指しか書いていませんが、全ての足指の両側をケアしてあげて下さい。

次に青い丸の様に私たちにも肉球がある事を想定して、
その指の付け根の辺りを赤い線の様に爪でスクラッチして緊張を取っていきます。

最後に表側の水かきのところを縦にスクラッチしましょう。
このケアで足指一本一本がきちんと離れて動くようになってきます。
水かき部分の緊張は全身の水分循環にも影響すると言われます。

指先のケアで変化は僅かに見えるのですが、その影響は大きくて、
このケアで足から腰までの緊張を大きく緩める事も可能です。
特に薬指、小指をしっかり緩めてやると太もも側面の張りが緩み、
おしりや骨盤の際の痛みなどを緩和するのにも使えます。
夜お風呂の中や寝る前にやると、寝ている間にさらに足が緩んで
朝からだが楽になります。

毎日頑張ってくれている足先、少し一本一本丁寧に曲がり具合を観察してあげて、
手をかけてあげてみて下さい。
ケアした後は足指だけでなく、ケアした手も暖かくなっているはずですよ。