2016年2月26日金曜日

足を痛めず走る-足の後側の緊張を取る

東京マラソン、けがや痛みなく走りきるために。

ひざを引っ張っている足の裏側の緊張を取る方法です。

ひざ裏はふくらはぎの中の緊張が大きく引っ張っています。
ふくらはぎの芯を柔らかくしたいので、その端であるアキレス腱を緩めます。
アキレス腱はかかとの骨に強く停まっていますので、
かかとの骨際、赤い線のようなところを少し爪で刺激します。
そのうえで青い線の様にアキレス腱が直角方向にぐにゅぐにゅと
自由に動くようにしてあげて下さい。
かかとの骨の際に近いところまで自由に動く様になるのが理想です。

ふくらはぎは赤い矢印の様にふくらはぎの盛り上がりを乗り越えて行く様に
足先からひざに向かって爪でひっかきます。
(肌を直接ひっかかず、薄い衣服の上から)
ふくらはぎの中のピリピリした層に爪の刺激が届く程度の力で。
固い筋があればその筋の中心を割いて行く様にひっかきます。
時々骨と直角方向に全体をずらしてあげて下さい。
ふくらはぎがふわっとしてきます。
動画での説明はこちらです。

ひざ下のオレンジの線の辺りを少し丁寧にすると、
ひざ裏の緊張がかなり取れて、
床に足を延ばして座った時に膝がペタッと床につく様になります。

更に念入りにケアされる方は足の指先が足全体の緊張の要です。
足先の緩め方もご覧ください。

けがや痛みなく、気持ち良い走りを楽しんでください!

足を痛めず走る-足の前側の緊張を取る

日曜はいよいよ東京マラソンですね。
走るのが大好きな方達に足を痛めないためのケアポイントを。

まずはひざを痛めないために。

ひざはひざ関節自体に何か原因があるわけでなく、
脛ふくらはぎや太もも、胸から引っ張られている事で痛みます。

ふともも前面はひざに近い大腿骨に筋膜が張り付いています。
赤い線沿いを骨際に刺激が届く程度に爪でひっかいてから、
(素肌ではなく薄い衣服の上からが良いです)
骨際を青い矢印方向にずらして、骨際がつっかかりなく自由に動くようにしましょう。
膝のお皿周りを引っ張る緊張が減ります。

次に上の図の赤い線のあたりを引っ張っている緊張は胸元にあります。
下の図の緑の四角くらいの筋膜の束があるとイメージして、
青い矢印の様に外側よりを内側に、内側よりを外側にしっかりずらしてあげましょう。
この緑の様な筋膜の緊張はずらし始めてようやくひっかかりや痛みとして感じ取れるものです。
ここが緩むと膝上の緊張だけでなく、足の付け根(鼠蹊部)の緊張も繋がって取れるので、
膝を胸元に抱え込む様な動作、足を振り上げる動作がしやすくなります。

足の後側の緊張のとり方に続きます。

けがや痛みなく、気持ち良い走りを楽しんでください!

2016年2月22日月曜日

3STEP BISAKU開催!

土曜日は美が咲くBISAKUワークショップ開催でした。
3講師による総合的なワークショップ。

Step1ふわふわ、では私富田が身体各所の無意識の緊張を緩めて行きました。


胸元や肩のラインのすっとした美しさが出る様に。
足腰を緩めてStep2での動きが楽に出来る様に。
そして、自然な微笑みが出せる様に。
皆さん資料に沢山書き込みをされながら楽しくも真剣に。

首肩を緩めるために後頭部をケアしているところです。

Step2しなやか、では稲吉講師がいくつかの運動要素から、皆さんの身体バランスを感じ取れる様に指導して下さいました。
骨盤の向きや、骨格に無理なく力が使える場所を知る事。
皆さんの立ち姿が美しくなっていきました。

こちらは前屈の様な柔軟を行う時のイメージの変え方を練習しているところです。
芯のある柔かさ=しなやかさが作られていく過程です。

そしてStep3キープの河瀬講師。ピラティスにより体幹部を強くして行きました。
どの動作もせいぜい4,5回という、無理しない程度の反復で進んでいくのですが、
身体の奥深くの骨際が緩みつつもしっかり刺激されるのが分かりました。

皆さん綺麗に肩が下がって無駄な力が入っていないので、姿が美しいこと!

終わって皆さんの撮影をしてpre/post比較。
残念ながらここではお見せできないのですが、
おひとりおひとり、身体の無駄な力が抜け、
胸元や肩のラインはじめ立ち姿がすっきりと美しくなり、
自由に動くようになった頬の笑顔が輝いていました。
我々講師達が思った通りのプレゼンスの変化。

BISAKUワークショップを終えて。
なんだか講師達も嬉しくて満足な笑顔です。
ふわふわにしてしなやかにしてキープする。
またやります。お楽しみに!

2016年2月16日火曜日

チョコだけでなく元気をもらえたバレンタイン

バレンタインの日に開催したワークショップの報告です。

NYの素敵な料理人Tamaちゃんが年明けに紹介してくれたのが
プロチアリーダとして活躍されているYaoさんでした。
これぞTama結びってやつで。必要な人同士の縁を一気に繋げてしまう。

Yaoさんと早速お会いして、お話をしているうちに...
なんとその日のうちに決まってしまったのがこのワークショップでした。
Yaoさんのその決断の速さにも驚きつつかつ感激。

そして当日。
十数名のキラキラした女性達が待ち受けて下さっていたのでした!
Yaoさんの行動力に二度感激。

集まって下さったのはチアやダンスをされている方が多く、
事前に頂いていた要望には腰や足の痛み、
伸びや動きの悪さをなんとかしたい、という内容が多くありました。

まず私の方からは
・胸を開く方法
・足腰のつっぱりを取って動きが楽にする方法
について順番に皆さんとやっていきました。

身体のある部分の痛みや動きの悪さはその部分に原因は無く、
関節や筋肉がどうかというより、全身に繋がる筋膜の繋がりが
随分遠いところから強烈に引っ張っていることが原因なのですが、

と言ってもなかなか分かりにくいので、
私はシェーマ付きのテキストを用意して、
皆さんが図に書き込みながら覚えて頂けるようにしてみています。
こんな感じに。

胸元は胸骨や鎖骨への筋膜のへばりつきが大きいですし、
腰の痛みは太ももや脛の骨際にポイントがあります。

普段なかなか触る事が無いところなので、
大抵の方はこんなところが痛かったのか!と悶絶して、
それが会場中の笑いを誘います。
痛いと可笑しいってなんなんでしょうね。

基本を緩めて頂いた後で、続いては個別のワンポイント。
長座前屈、開脚前屈が出来ない
首が回らない
左右骨盤のアンバランス
猫背と背中の痛み
慢性腰痛
膝の裏が延びない
ルルベがうまくいかない
介護で右鎖骨がずれてしまう
などなど緩める個所と対処となる動作方法を。

で、夢中になってコマネチになってたわけです。
いやでもこれ、子供達のバレエ人生を縮めてしまう、
とても危険な足の使い方の話なんです。

最後には身体の緊張を生む大元がおなかの固さである話。
おなかの固さは消化負担による小大腸の重さによって
生まれているのですが、唾液をしっかり使っておなかを軽く、
柔らかくしてあげる事の大切さを皆さんに理解して頂きました。

最高に楽しかった~です!
Yaoさんはじめ輝く眼差しでとても真剣に聞いて下さった皆さんに感謝です。

さて次は2/20(土)、あなた本来の美を咲かせる3講師ジョイントワークショップ、
"BISAKU"へと続きます。
春を先取りして芯からの美を咲かせましょう!

2016年2月8日月曜日

歩道って結構傾いているんですね

天気の良い昨日は散歩しよう、と大久保から銀座まで。
職安通りから市ヶ谷、九段下、竹橋、日比谷公園、そして銀座と。
暖かい日差しの中を15kmほど。

少し長距離歩いてみると今更ながらに気付くのは、
歩道って結構傾いているんですね。
日の当たる暖かいところを歩きたいと思って、
午前だったので道の左側の歩道ばかりを歩いていたら、
なんだか少しずつ足が靴の中で居心地悪くなっていくんです。
右足の方は下がっているので段々に足の外側が当たる様になっていくし、
左足は親指側ばかりが当たる様になっていく。
足首も僅かにねじれるので、ひざにも負担を感じました。

これはくつの中の足裏感覚を大切にしていないと、
無意識にガツガツ歩くのは指がねじれたり足を痛めるという事ですね。
いつもいつも同じ道の同じ側を歩くのではなく、
道の右側、左側、と時々切り替えてあげた方が良いのではと思います。