モントリオールの日系紙、Bulletinの7、8月号に掲載された原稿です。
少し時期は違うのですが、ケアの仕方がご参考になれば。
マギル大のフランス語、レベル3無事終了!
小さいながらも達成感でこの1週間は腑抜けになってました...
ようやくノソノソと動き始めて、まず手をつけたのはお裁縫。
何かと言えば巨大シャボン玉の道具作りなんです。
暖かくなって、芝生も青空も良い感じで、もう毎週末うずうずしてました。
フランス語が一段落して、漸く。
巨大シャボン玉は、太めの木綿糸を結びあわせてループにし、
台所洗剤にスターチで粘りを出した液体を作ればすぐ遊べる、とても手軽なものです。
でもその幻想的な光景は大人も子供も大喜びで、
大震災後の東北でも人々の笑顔を取り戻すのに一役買いましたし、
世界中の同好の士との交流に広がったりしています。
今回お裁縫をした訳は、普段使っている大きなシャボン玉用ではなく、
何十個もの小玉が次々飛び出す、ちょっと特別な紐を作りたかったからでした。
何メートルもの大きなシャボン玉が空に浮かぶのも幻想的なのですが、
無数の玉が乱舞するのもこれまた凄いんです。
細工も整い、近くの公園で無事披露。ちびっ子達大喜び。
こちらも夢中になってあっという間の数時間。気づけば腕肩軽い筋肉痛です。
液体をたっぷり含んだ長い紐を保持するには釣竿を使うのですが、
これが結構な重さなものですから。
あらゆる手や腕を使う動作に関わることなのですが、
こんな風に重いものを持ち上げようとしたり、手や腕で力を使おうとする時、
我々の肩は無意識に内に窄まり、持ち上がってしまいます。
すると、持ち上げる物の重さだけでなく、
腕自体の重さを支える為にも腕の筋肉が働かなければならず、
結果、腕の筋肉を使いすぎて、二の腕が痛んだり、肩甲骨周りが痛んだりします。
腕手の緊張こそが首肩の緊張の原因なので、肩こりや頭痛にも繋ります。
この無意識の構え、力みに気づきましょう、
それが各所の痛みや不調の原因であることが多いです、
というのが今回の私の話なのですが、
厄介なのはこの無意識の反応が、物を持つ様な動作の時だけでなく、
精神的なストレスが生じた瞬間、何か考え事をした時ですら起こってしまう事なんです。
常々無意識に身体がそうして力んでいるのに気づき、
意図的に解放してやりたいのです。
その為には上がった肩甲骨を下げてやる事なのですが、
肩甲骨を動かすのは初めは分かりにくいので、
とにかくよく深呼吸をしつつ、肩を後ろ回しによく回し、
最後に肩を後ろの方、下の方に落とす、というのを時々やってみて下さい。
また、特に重いものを持つ様なときは、しっかり肩を落としてから動作を始めましょう。
肩甲骨がしっかりと低い位置にあると、
肩甲骨周りの筋肉が背中の筋肉の強い助けを得られるため、
腕を動かすのにあまり腕の筋肉を使わなくて済む様になります。
妻の親族は皆カップを持つ手が震えてしまうのに困っていたのですが、
原因が肩を持ち上げる癖による三角筋の疲労だったので、
肩を下げる手の使い方を教えたら皆治ってしまいました。
危うくシャボン玉の話だけで終わるところでしたが、
なんとか身体の話も出来ました...
シャボン玉は今後Parc Jeanne-Manceで時々やります。
見てみたい方はご連絡頂ければ日時をお知らせします。
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