2016年11月8日火曜日

気が上がってしまうということ


引き続き経絡を学びを続けてます。
経絡や気の流れについて、いまどきはかなり丁寧な
説明をネットでも見つけることが出来るのですが、
検察しているうちにひっかかってきたのが、
サリン事件を起こした某宗教団体。

結構気や瞑想について細かな説明が書かれてたりして、
あぁ、こんなところにすごいトラップが大きな口を
開けてるんだなと。
そういえばあの団体はヨガや解脱を
盛んにネタにしていたのですよね。

少し知識がついた今なら言葉に出来るんですが、
あの団体はヨガの修行に失敗した指導者が、
気が上がった挙句、自惚れが高まってグル化して、
それが引き寄せる集団がカルト化してエスカレートした、

ということなんだなと。

禅でもヨガでも気功でも起こりますが、
気を下ろしていかないといけないところ、
気が頭に上がっていってしまうと自惚れが始まります。
見聞き出来ないはずのものが出来たりして、
俺ってスゲー!が始まるんです。
禅病と言われる症状です。
瞬間に魔に取り込まれるので入魔と言います

そうなるとスゲー俺様の言う事を聞け、
が始まって周りに自分への依存関係を強いる様になります。
それがグル化する、という事で、
各業界のまともな修行者から最も忌み嫌われる事です。

もう一つはラブだピースだ宇宙だと、
かなり自我を失ってるケースもありますね。
マンハッタンのユニオンスクエアで冬でも裸で踊ってる様な人。
あれはクスリも入ってるんでしょうけど。

だから、禅もヨガも気功も諸刃の剣だし、
無条件に健康的で美的で宇宙と大地に調和とかではないです。
正しく導いてくれる師の存在は大切。
我流で宇宙人の声が聞こえたとか最も危険です。
その道に進んじゃいけません。
正しいはずの師の言動にも自惚れの兆候がみられたら
距離を置く事です。
囲い込みや依存を求めてきたら、全力で関係を断ちましょう。
正しい師は厳しく"ここからは自分でやれ"と突き放してくれます。

なんだか気の上がった典型みたいなニュースをいくつも見てしまったもので。
お前こそ自尊心の塊だろ!と言われれば、
はい、それまでなのですが…orz

※写真は魔のイメージ。
魔も自分を成長させてくれる存在でもあるのですが。