2016年6月11日土曜日

梅雨の時期の不調 その1

このところ周りに熱を出したり肺炎になった方がいて、
症状を聞いていると、あぁ汗を冷やしたな、と思います。

既に結構暑くて、電車や職場でもクーラーが入ったりすると、
出かかった汗が止まってしまう。
すると野口整体でいう"汗の内攻"という状態が起こります。
汗が出ないことで身体が水分量の調整に失敗するんです。
代替機能として泌尿器系が働いておしっこが出ればまだ良いのですが、
それも鈍いと呼吸器系に負担が出ます。

症状としてはだるさ、手足の重さ、むくみ、皮膚が硬張る、筋肉が痛む。
また呼吸が苦しくなる、肺炎になるなど。
偏頭痛や目の奥の痛みなどこの時期の急性的な症状とも関係があります。
また、暑くて寝づらいのも汗が出ないことで深部体温が下がらない事と関係しています。

この時期はちょっと風を浴びただけでもすぐ汗が引っ込んでしまうということで、
特に背中から受けた風で身体を冷やしやすいとされています。
電車通勤の経験からは納得です。

この辺、汗と身体の関係については"体運動の構造"という本に詳しく書かれています。
まずはこの時期は風を浴びて体を冷やす事にお気をつけを、ということで、
次回は汗の出し方について書きますね。