2017年6月29日木曜日

ケベックの日に歌う歌






6/24はケベックの日で、お昼からはサン・ドニ通りでパレードでした。
ちょいとwikiってみると、
これは夏至の日に行われる聖ヨハネのお祭りに由来するもので、
カナダではCanadiens français(フランス系カナダ人)のお祭り
として1834年から行われていたものが、
1926年には祭日となり、その後ケベック独立運動が盛り上がった70年代、
1977年にはケベックの日と呼ぶことが決められたのですね。

この日はフランス語系ケベック人は大盛り上がりなのですが、
英語系カナダ人には全く関係ないので、
モントリオールの中でも英語圏の地域では全く静かなものなんだそうです。
彼らは7/1のCanada Dayの方をお祝いします。
フランス語を習ったばかりの私には、
Lac Saint-Jean(ケベック市の北にある聖ヨハネ湖)と
La Saint-Jean(聖ヨハネ祭)は違いが聞き取れませんでした。
まぎらわし〜

家族と街に出てみると青のシャツを着た人が沢山!
青はケベック州の旗の色なんです。
大小の旗を振って皆大盛り上がり。

パレードはケベックの歴史や著名人や
シンボルの建築物などを紹介する内容で、手作り感満載、
でも後で人種差別問題が話題になったり、
北米最大規模という中国法輪功の大楽団の存在感が強かったり、
ちょっと不思議なパレードではありました。
トルード首相も来られてたそうなのですが、会えなかったのは残念。

ところで、ケベックの人達のプライド、心の歌となっている曲に
LA COMPLAINTE DU PHOQUE EN ALASKA(アラスカアザラシのぼやき)
という曲があります。
Beau Dommageというグループが1974年に出したフォークソングなのですが、
歌詞を見てみると、 有名になりたくてアメリカに渡った恋人を慕う内容で、
それをアザラシになぞらえているんです。
アメリカのサーカスで鼻にボールを乗せて、
子供達が笑ってくれたからって、そんなのは長く続かない。
さみしいだけだよ、と。
つまりはアメリカに行かなくても有名になったり、幸せな人生は送れる、
という、ケベック人のハートに火をつけちゃう歌詞なのです。
誰かが歌い始めるとすぐみんなで大合唱。
私も家族と歌える様に練習しなくちゃ、と思ってます!

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